簡易照射筒設備には、Tパイプ（水力照射設備）、Sパイプ、Dパイプ、Nパイプがあります。
Tパイプにはプール水の循環により、照射物を移送する水力照射設備が装備されており、照射筒、詰替セル、水中ポンプ、フィルタ等から構成されています。この設備はプール水で移送するとともに 冷却するので、ポリエチレン製のキャプセルで40分、ペン製で6時間、アルミ製で200時間までの照射は可能で2系統（A.B）の照射設備から構成されています。
　S、D及びNパイプは、照射筒、昇降回転装置及び照射ホルダ等から構成されています。この設備は昇降回転装置にポリエチレン製、ペン製及びアルミ製の専用キャプセルを収納した照射ホルダを 接続し、炉内への挿入、照射及び取り出しを行う設備です。照射中は均一照射が行えるように自動的に照射ホルダを回転させることが可能です。
　Nパイプではシリコン照射を実施しており、照射ホルダに直接シリコンを収納し照射を行ないました。